こんな絵も2014/11/01

静物1410B
さて 昨日のアトリエで、余った時間で3、40分くらいでささっと描いた絵の撮ってきた写真をパソコンに入れて眺める。。
おまけみたいで気侭に筆を走らせるのが、ただ楽しかった。
ここは濃い過ぎたとかシマッタと思うところも有る。

そんな画を先生にホメて戴いて嬉しかった。
これまで考えすぎて、理屈に走っていたのかも。
ということで今日添付したのがそれです。

こういう勢いで描いたのは、なまじっか自分で弄くると画が死んでしまう。
反省は次回に生かせればイイ。
やっぱり折にふれ枚数を描くことが大事なのだろう。

来週は、果物の一日描きだ。
「画材は水彩じゃなくてもいいよ。 油でもアクリルでも・・」
と最後に先生が仰ってくださったので気が楽になった。
何にしようかな。

所用があって隣街に行ったら大通りでは小雨の中、大きなクリスマスツリーやイルミネーションの工事が始っていた。
今日で11月になったばかりなのに。
年賀はがき印刷やおせち料理の広告も目について今年も終りかなと少し淋しい。

都心に2014/11/02

都心にて
珍しく都心に車で連れて行って貰った。
銀座や表参道などには今年も電車で行ったけれどドライブは随分久し振りの気がする。

用事に便乗させて貰ったのだが、あちこち懐かしかったな。
気が付いたら二重橋、お堀の景色は変っていなかったが、お台場のほうは目新しかった。
新しい高層ビルが増え、建築中のも多く見られる。

東京オリンピックまでには、また随分変るのだろう。
スカイツリーを遠くから眺め、東京タワーの近くを走って年月を感じる。

夫が東京転勤で阪神間から移ってきたのが昭和35年、早速東京タワーに家族で登って大喜びしたのだが、それが今は小さく見える。
新宿もすっかり変って、といってももう昔の街並は朧ろだが。

今住んでる所は東京都でも郊外で公園ばかり多い所だ。
都心を車で走りながら見える景色に時の流れを深く思った。

帰りはもう真っ暗、楽しい充実した一日を有り難う。

夢中になり過ぎて良い写真を撮るチャンスを逃してしまったのが残念です。

11月3日に思うこと2014/11/03

ハゼの紅葉
11月3日は「明治節」と言ってももう殆どの人には通じない。
明治時代には「天長節」と呼ばれたのだろう。
私は昭和2年生まれだから「天長節」は4月29日でこの日は平成になって「みどりの日」になった。
そして「明治節」は戦後、「文化の日」に。

母も義母も明治生まれで、明治天皇を敬愛していた。
癌で余命を悟った義母は明治天皇崩御の7月30日に死にたいと云って夫を困らせたが、今思うと維新で世の中が新しく変貌した時代は独特の感情があったのだろう。

明治節は「晴れ日」といわれ、もし悪天候だと凶事が起こると何となく聞かされたものだ。
小学生の頃は他所行きの服装で式に出る。

講堂の壇上には立派な大輪の菊が飾られ、正面の扉が開けられていて紗の垂れ幕が引き揚げられていてご真影を拝する。
先生方も正装して厳粛な雰囲気だった。
明治天皇の肖像ではなかったなと今考えてしまった。
もう 夫に聞くわけにも行かない。

式が終ると解放された気分で秋日和の校庭で皆で思いっきり遊んだものだ。

長く続いた戦争が終わって「文化の日」になって60有余年が経つ。

添付したくて、昔懐かしい大輪の菊の写真を捜したが見当たらなかった。
以前は年寄りの趣味で庭先に一輪咲きの見事な菊の鉢がよく見られたのに。
かわりに前の家の小高い処に有ったハゼを写生したものを。
今も変らず美しく紅葉しているかしら。

結婚記念日2014/11/04

結婚祝いに
今日は結婚記念日。
1950年(昭和25年)に結婚してから64年が経った。

10年前に夫は逝ったから、金婚式を祝ってもらったあと二人で懐かしい思いでの地を旅行したのが最後だ。

その前は30年の真珠婚のときに真珠養殖発祥の地伊勢志摩半島に旅行した。
夫にはネクタイピン、私にはネックレスをとささやかなプレゼントをしあったこと思いだす。

結婚式の想い出は過去のブログにおおかた書き尽くしている。
敗戦から5年しか経ってなくて街にはまだ闇市が存在していたころに、平安神宮で式と披露宴が出来たことの幸せを思う。

とアルバムでも拡げてしんみりしていたかったのに、朝からTVの製造メーカーのサポート窓口へ電話して大変だった。

連休中にBSが急に受信できなくなって、休日はお休みだと勘違いして今朝早々に電話したが随分待たされた。
字幕で「アンテナを点検」とか言われてもマンションだもの。

やっと電話が繋がって症状を話す。
あれこれと遣り取りしたあとで
「BSの警告画面のままでチャンネル押して見てください」
半信半疑で1とか3とか押して見ると画面が出てきた。

それだけで平常に戻った。 何だったのだろう。
念のためと初期化する方法を教えて貰ったがなまじっか触らないで置こう。

こういう時にも夫が居てくれたらとつくづく思う。

添付絵は義母の弟さんがお祝いに描いてくださった色紙です。
日本画家で素敵な絵を描かれてて、遊びに来てくださると絵の話を聞くのが楽しみだったのに数年後に若くして亡くなられた。

少し寒くなって2014/11/05

柿たわわ
また少し風邪気味で、そろそろ月一回の診察とお薬を頂きに行く時期だったので朝から近くのクリニックに行った。

ほどほどに混んでいたが、マスクをした方や咳をしてる方が目立つ。
私もしっかりマスクして持参の本を讀む。
先日ブックオフの100円コーナーで買った河合隼雄著「コンプレックス」の最後のほうが残っていた。

明日は「人生見返り講座」だからユングのことが書いてあるこの本を読んでおきたかった。
「夢」の解釈で明日の講座内容にピッタリ。

この本、なかに鉛筆で線を引いてある箇所が有ったり、チョコッと小さく頁の角が折られてたりして微笑ましい。
どういう人が讀んだのだろう。
古本もいいものだ。

殆ど読み終わったところで順番がきて診て戴く。
早口で症状を羅列して訴えたけれど、先生のお顔をみると安心して我ながら元気に話してしまう。
それでも風邪薬と漢方薬を処方してくださった。

3年前の入院した時の後遺症で薬を飲んでるから市販の薬は飲めなくてチョットした風邪でも先生に見て頂くことになる。
ま たいしたことはなさそうだ。

明後日のアトリエは柿の一日描きだ。 楽しみ。
添付写真は先日、友人と散歩したおりに見かけた住宅地の柿の木がたわわに実っていたので真下から見上げて撮ったものだ。
鳥がつついたのか熟れた中身がのぞいている。
収穫しないのかしら。 
勿体ないなと戦前生まれの私はつい気になってしまう。