アケビの絵をみながら2014/10/23

アケビの熟す頃
探し物があって古い絵の入ってる箱を覗いたらアケビの絵が目にとまって懐かしかった。

前の家は横が山で高い崖になっていた。
今頃になると熟したアケビの実が幾つか落ちている。
見上げると樹々にまつわった葉陰に紫の実が点々と生っているのが見えた。
蟻がたからないうちに拾ってくるのが楽しみだったな。

夫が定年になるまで街暮らしだったから初めての経験だった。
美味しくもあったけれど絵心誘われた。

ときには庭の奥の細い登り道を伝って樹の傍まで行ったりしたが崖から張り出していて傍には近寄れなかった。

都会の傍なのに自然がイッパイ残っていて、仕事から離れた18年間を二人で存分に楽しめて幸せだったと悔いはない。

動物や昆虫がイッパイ居るのも私には嬉しい場所だった。
庭の樹のあいだを蜘蛛がブランコするように大きな巣を張っていき雨が降れば水滴がキラキラ輝いてレースのよう。

土がもこもこ持ち上がって穴があいたら可愛いモグラと目が合ったり、タヌキがぼ〜っと芝生に寝ころんでたり、メジロやウグイスが巣を作ったり遊びにくる。

夫が居てくれたからで一人では絶対無理だ。
ヘビだけは苦手で大声で夫に助けを求めていたもの。

アケビの絵からあの頃のことを懐かしく思い出した。

     ーーーーーーーーーー
 http://cul.7cn.co.jp/programs/program_683128.html