「老人漂流社会・・・」を観て2014/10/05

金木犀の薫り
台風が近づいているせいで珍しく朝から雨だ。

日曜美術館を観た後、溜っていた録画の中から先日の
 NHKスペシャル、
   「老人漂流社会 老後破壊の現実」
を観た。
切なかったな。 他人事とは思えない現実がそこに有った。

孤独の淋しさ、僅かの年金で辛うじて食べるだけの索漠たる毎日、
歩く事も儘ならなくても介護のお金も倹約しなければならない。
そういう老後を考えていなかったと。

私自身も年金貰える歳まで長生き出来るなんて考えても居なかったから後悔する事は多い。
それでも夫の遺族年金でささやかでも今は幸せだ。
自分の厚生年金はそのために貰えなくなったが仕方ない。

家族が見守ってくれている有り難さにもあらためて感謝した。
明るく笑顔で、生きてて良かったよ と伝えたい。

でも、この番組を観て高齢化社会の現実の一面をあらためて考えさせらて辛かった。
頭では解っているつもりでもナマのお声と現実を見せられると真剣に考えさせらる。
高齢社会の真っただ中にいる自分はどうすれば良いのだろうと。

何だか暗い天候のせいも有ってその後、友人に電話掛けまくり。
明るい声を聞いてお喋りしてホッとした。

金木犀が今盛り、昨日出掛けたらあちこちの垣根で満開でした。