お彼岸 ― 2014/09/21
近くの道路脇の小さな祠の前に彼岸花の赤を見ると
「ああ、お彼岸だな〜」
と懐かしいような、切ないような気持ちになる。
子どもの頃は、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな) 、幽霊花(ゆうれいばな)、狐花(きつねばな)などなどの言葉と毒のイメージが強かった。
今はもう秋の風情としての美しさのほうに魅かれる。
戦前のお彼岸にはお萩作りで台所がお祭りのような騒ぎだったのを懐かしく思い出すが戦争が激しくなればそれどころではなかった。
(何年か前のブログに書いている)
戦後、復興してからはストアなどで手軽に買う。
我が家は昔からお墓が遠い地に有るからお彼岸にお参りすることも無かった。
今頃になって一家揃ってお墓参りも良い習慣だなと思うようになったのは親兄姉が皆あちらの人になったからだろう。
ともあれ私のお彼岸は衣服の入れ替えで、朝からクローゼットや衣装ケースを引っくり返している。
寝具も秋向きにしてカヴァーやシーツ類の大洗濯する。
ふと頭をよぎったのは学生だった頃の寮に入りたての時に、先生から
「日曜日は安息日ですから洗濯などは控えるように。
せめて午後にしなさい」
あの戦時下でも学園の中は世間と違う雰囲気だった。
不肖の生徒はず〜っと土、日曜は家事の日と決めている。
お彼岸に全然関係のない事を思い出した。
中日は明後日なのだろう。
何となく京都へお墓参りにいきたくなったが、行くならやはり紅葉か梅の時季がいいな。
「ああ、お彼岸だな〜」
と懐かしいような、切ないような気持ちになる。
子どもの頃は、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな) 、幽霊花(ゆうれいばな)、狐花(きつねばな)などなどの言葉と毒のイメージが強かった。
今はもう秋の風情としての美しさのほうに魅かれる。
戦前のお彼岸にはお萩作りで台所がお祭りのような騒ぎだったのを懐かしく思い出すが戦争が激しくなればそれどころではなかった。
(何年か前のブログに書いている)
戦後、復興してからはストアなどで手軽に買う。
我が家は昔からお墓が遠い地に有るからお彼岸にお参りすることも無かった。
今頃になって一家揃ってお墓参りも良い習慣だなと思うようになったのは親兄姉が皆あちらの人になったからだろう。
ともあれ私のお彼岸は衣服の入れ替えで、朝からクローゼットや衣装ケースを引っくり返している。
寝具も秋向きにしてカヴァーやシーツ類の大洗濯する。
ふと頭をよぎったのは学生だった頃の寮に入りたての時に、先生から
「日曜日は安息日ですから洗濯などは控えるように。
せめて午後にしなさい」
あの戦時下でも学園の中は世間と違う雰囲気だった。
不肖の生徒はず〜っと土、日曜は家事の日と決めている。
お彼岸に全然関係のない事を思い出した。
中日は明後日なのだろう。
何となく京都へお墓参りにいきたくなったが、行くならやはり紅葉か梅の時季がいいな。
コメント
_ さわ ― 2014/09/21 17:18
_ キタアカリ ― 2014/09/21 19:09
彼岸花は北海道ではないのです。
修学旅行で見たきりです。
形や色が好きです。
我が家の昔のおはぎは大きかったです。
今は作らすにサザエ食品のおはぎを食べます。
北海道限定で美味しいです。
美海さんにも食べてもらいたいですね。
修学旅行で見たきりです。
形や色が好きです。
我が家の昔のおはぎは大きかったです。
今は作らすにサザエ食品のおはぎを食べます。
北海道限定で美味しいです。
美海さんにも食べてもらいたいですね。
_ Karl Heintz Schneider ― 2014/09/21 22:04
彼岸花・・・子供の頃から、どこか他の花とは違うなって思ってました。
実はそういう意味があったんですね。勉強になりました。
お墓参りはおとつい済ませて来ました。
幸い我が家のお墓はすぐ近くにあります。
決してそれは当たり前のことではないんですね。
気付かせていただき、有難うございます。
お墓参りは春秋の彼岸と盆暮れ、年4回行きます。
若い頃は自分のお願いばかりだったけど
今では家族の健康と老親の無事のことを祈ります。
いつからそうなったのかどうしても思い出せません。
不思議ですね。
実はそういう意味があったんですね。勉強になりました。
お墓参りはおとつい済ませて来ました。
幸い我が家のお墓はすぐ近くにあります。
決してそれは当たり前のことではないんですね。
気付かせていただき、有難うございます。
お墓参りは春秋の彼岸と盆暮れ、年4回行きます。
若い頃は自分のお願いばかりだったけど
今では家族の健康と老親の無事のことを祈ります。
いつからそうなったのかどうしても思い出せません。
不思議ですね。
_ 美海 ― 2014/09/21 22:49
さわさん
彼岸花は無いですか。初めて知りましたぁ
徳島はイッパイ咲いてそうなイメージ!
アメリカに縁の深い学園だったので戦時中は先生方は大変だったと思います。
えっ 私の写真を!
有り難うございます。 恥ずかしいナ
彼岸花は無いですか。初めて知りましたぁ
徳島はイッパイ咲いてそうなイメージ!
アメリカに縁の深い学園だったので戦時中は先生方は大変だったと思います。
えっ 私の写真を!
有り難うございます。 恥ずかしいナ
_ 美海 ― 2014/09/21 23:10
キタアカリさん
やはり彼岸花は北海道には無いのですね。
子どもの頃は怖いイメージばかりが付きまとっていましたが、色もカタチも美しく今は好きです。
昔、我が家のお萩も今の市販の倍以上大きかったような記憶です。
北海道限定のサザエ食品のおはぎって美味しそう!
北海道は美味しいもの多いですよね!
やはり彼岸花は北海道には無いのですね。
子どもの頃は怖いイメージばかりが付きまとっていましたが、色もカタチも美しく今は好きです。
昔、我が家のお萩も今の市販の倍以上大きかったような記憶です。
北海道限定のサザエ食品のおはぎって美味しそう!
北海道は美味しいもの多いですよね!
_ 美海 ― 2014/09/21 23:41
Karl Heintz Schneiderさん
昔は淋しいお墓の周辺によく咲いていました。
お墓が近くに有るっていいですね。
夫のほうのお墓は京都なのでまだ行きやすいですが
父母のお墓は岡山の山奥でもう随分長く行ってません。
「千の風になって」を思うことにしてます。
昔は淋しいお墓の周辺によく咲いていました。
お墓が近くに有るっていいですね。
夫のほうのお墓は京都なのでまだ行きやすいですが
父母のお墓は岡山の山奥でもう随分長く行ってません。
「千の風になって」を思うことにしてます。
_ あめじすと ― 2014/09/22 10:17
彼岸花のことよくわかりました。
_ 美海 ― 2014/09/22 16:01
あめじすとさん
彼岸花って お彼岸に合わせてパッと咲いてサッと消えて行く感じですね。
「 花知らず 葉知らず」とも呼ばれてました。
正式にはもっと長いのですが、要は葉と花は出る時期が違って一緒に見られる事は無いのです。
千種類ぐらい別名があるとか・・・。
彼岸花って お彼岸に合わせてパッと咲いてサッと消えて行く感じですね。
「 花知らず 葉知らず」とも呼ばれてました。
正式にはもっと長いのですが、要は葉と花は出る時期が違って一緒に見られる事は無いのです。
千種類ぐらい別名があるとか・・・。
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彼岸花って北海道では咲かないようですね
私は札幌に住んでいて見たことがないのですよね
写真添付して下さった彼岸花を拝見していると
故郷徳島を思い出します
戦時下でも学園の中は平和だったのですね
美海さんのお写真アップにしてプリントしました
クリアファイルに入れて大切に保存しますね