「李香蘭」の想い出2014/09/15

華やかに
朝日新聞の一面に
「山口淑子さん死去」の記事が。
1940年の「李香蘭」時代のお若い写真も載っていて昔を憶いだす。

小学生だった私には憧れの女優さんだったな。
「蘇州夜曲」「イエライシャン(夜来香)」のレコード家に有ったかどうかまでは覚えてないが巷に流れていた。

その頃珍しく家族揃って元町を歩いていたのは支那料理(今の中華街)で食事をした後だったのだろうか、
これから母と姉は洋画を観に行くと、父とと兄はニュース映画へ。
私は当然父について行くものと思われていたのに珍しく
「洋画が観たい」と言った。

母と姉は話題の洋画を観るつもりが私には早熟過ぎると、李香蘭の映画に変更して、帰宅してから姉にぼやかれた。
もう世界文学全集で恋愛小説なんてイヤになる程讀んでいたからどうってこと無いのに母はまだ子どもだと思っていたらしい。

銀幕に大写しになった「李香蘭」は美しく魅力的だった。
内容は覚えていないが時代を反映していて子ども心にも詰まらなかった。
これなら父と一緒に文化映画を観たほうが良かったと少し後悔したが、今思えばスクリーンいっぱいの彼女の若い姿を観られて良かった。

彼女が日本人だと知ったのは敗戦後だ。
「山口淑子」の名での舞台を観に行った覚えが有る。
すっかり日本人で戦前の面影とは変っていた。

お金も食べるものも無いのに片っ端から映画、演劇を観に行ってたなと懐かしい。

確実に時代が移り変わり、色々なことの終焉を沁みじみ感じさせられる。