「殺人犯はそこにいる」を讀んで2014/05/28

図書館から借りて
昨日久し振りに図書館から予約本当着のメールを頂いた。
「えっ 何をお願いしてたかしら?」
興味津々で閉館時刻を気にしながら駆けつけた。

お顔馴染みになった係の方が笑顔で差し出してくださったのを見て
「えっ 私全然覚えてない。忘れてます。」
一月に予約してるって伺っても思い出せない。
「殺人犯はそこにいる」 清水潔 新潮社 2013年12月20日発行
迂闊なことに推理小説かと思って
「早速、今晩楽しみに讀みます」

このところ読書から遠ざかっていたので嬉しかった。
夕食後に開いてとんでもない思い違いに気が付いた。

北関東連続幼女誘拐殺人事件の冤罪解明と真犯人追求に挑んだジャーナリストが書かれたドキュメンタリーだった。
重い!
迫力に圧倒されながら夢中になって三分の二くらいまで讀んだらもう午前1時過ぎていて渋々寝る。

今日は用事で出掛けて、先程読み終わった。
筆者の真実追求の凄い執念に圧倒されるとともに理不尽なことへの歯痒さ。
世間に疎い私には判断のしようもないが、世の中をすこし深い目で眺めることになりそうだ。
人が人を裁くことの難しさが心に残った。