美術館で2014/03/22

春の公募展に
昨日は六本木の国立新美術館に「白日会」を観にいった。
創立九十周年展の文字に感慨を覚える。

私がこの会を知ったのは、夫が定年後自然が豊かで景色の好い湘南に移り住んでからだ。
閑だから市主宰の油絵教室に行って見たらお歳の先生は白日会に属してられて、その先生の先生は白日会の偉い方だった。
習っているうちに大先生にも見て戴く機会もあった。

写実に徹して居られて、子どもの頃から二科や独立の絵に親しんできたから違和感があったけれど、兎も角初めて油絵の具を触る喜びが有ったな。
その時に気が合って終生の友人になった、私より20年近く若かった彼女は海を真黄色に塗って、先生が「海は青でしょ」って塗り直されたのに、また黄色に戻して、隣で見ていた私は笑ってしまった。

二人とも暫くしてその教室を離れたが新しい土地での気の合う友人になった。 
5〜6年後に彼女は若くして癌でなくなった。
その想い出はいつか書きたい。

白日会をまた知ったのはそれから10年ほどしてからだろうか。
観に行くと写実の世界は受け継がれていて私自身もその良さも解るようになっていて懐かしかった。
しかし驚きだったのは若い方々の新鮮で魅力的な絵の流れが、其処に有った。
私が昔習った先生方の絵は見当たらなかったがもうお年だったから・・・。
時代の推移を感じた。
偉そうな感想だが伝統的な重厚な写実の絵と斬新な絵が違和感無くマッチしている。

九十周年の重みを感じながら、夫々の作品から発せられるメッセージに酔った。
アトリエのお仲間が入選してるのが嬉しくて何枚も写真を撮る。
フラッシュ以外は撮影自由ってホント嬉しくて撮りまくって来たがここにアップ出来ないのが残念だ。

ランチは添付の(写真の高い所)不思議な空間のレストランで。
休日なのにがら空きで友人とゆっくりお喋りを楽しんだ。