ドラマと本で思いだす空襲2014/03/10

真っ赤に空を染めて
朝の連ドラ「ごちそうさま」を見て空襲の事が思いだされた。
夕べ寝る前に讀みかけた古処誠二の「分岐点」にも空襲の様子が迫力ある筆致で書かれていた。

今日、3月10日は東京大空襲の日だ。
1945年終戦の年に死者数が10万人、東京は焼け野原になったのだが琵琶湖畔に疎開していた我が家では簡単な新聞記事で推し量るだけだった。
暫くして被災された方々が親戚などを頼ってこられ生な生しい情景を聞く。

その後,続いて関西もやられたが、一番記憶に残っているのは「6月26日年9時18分~10時22分 B29が173機襲来」だ。
母はその1週間前に大阪の父の勤めている病院で直腸癌の手術を受けたばかりで、父も泊まり込んでいた。
幸運にも病院は焼け残り父母は翌日疎開先に無事帰ってきた。

戦争の事を考えるのは8月と12月だけになってしまっていたが、朝ドラと本の影響か、1945年の終戦に至るまでの激しい空襲の日々の事を思いだした。

余談だが、ドラマを観ていて清潔な服装に違和感を覚える。
あの頃は何日もお風呂に入れなくて、洗濯石鹸も無くて.油汚れした着たっきりの服に、耳の後ろなどずずぐろかった。

もう少しあの頃の想い出を忘れないうちに書いて置きたくなった。