凛とした紅梅のように2014/03/05

紅梅
朝から小雨がしとしと降っている。
昨日羽を伸ばした分、遣るべき事が溜っていてこの時間までアタフタしていてブログを書くのが今頃になった。

つくづく事務処理能力の低下を感じる。
もうお勤めはできないな。 歳考えれば当たり前の事だけど。

今回の本の打ち合わせと写真撮影などでスタッフの方々がいらして下さったときの事を思いだす。
初めてお目にかかったブックデザイナーさんやフォトグラファの方々がお若くて吃驚する。一度お目にかかっている編集長さんもお若い。
そしてフリーの編集者さん、助けにきてもらった家人、私を含めて全員が女性だった。
すぐに打解けて和気藹々の雰囲気が充満して楽しかった。

男性がどうって言う気はサラサラないが、女性特有の感性って、言葉にしなくてもス〜ッと通じて気楽に話が出来るところが有る。
個性様々だから、たまたま一緒になった6人が年齢や専門を超えて相性が良かったのかな。

私を除いて全員、自分の生きる技能をしっかり持って自立してる。
大変な事も有るのだろうけれど自信に満ちて爽やかだな。

昭和初期には、教師、医師、薬剤師などの道に進むごく少数派を除いて女学校を出れば花嫁修業、二十二〜三で親の薦める結婚をするのが常識だった。

若い人に「昔はシュウカツってどうしてたのですか?」聞かれて時代の変遷を痛感したことがある。
私は戦後に卒業して二年ばかり洋裁学校に通った後に結婚するまで県庁に勤めたが、まだ男女差別があった反面若かったから可愛がってもらった。
本当の仕事の厳しさを知らない。

今、堂々と仕事をしている女性が輝いて見えるが大変な面も有るのだろうことも想像する。
でも、矢張り羨ましかったな。

昨日、道すがら撮った紅梅の凛とした美しさに彼女達の姿が重なって思いだされた。