どんど焼き2014/01/15

どんど焼き
この地に移って来て新しい体験は「どんど焼き」だった。
昔から全国で行われている行事らしいのに何故か聞く事も見る事も無かったのが不思議。
マンションに越してきて最初の正月過ぎに近くの公園辺りから黒い煙が立ち上ってるのを見て火事かと心配した。
名前と謂われを調べて納得、日本らしい行事だなと清々しさを感じる。

町内会が主催らしくてマンションにはお知らせが無いけれど、バスの中で隣り合った方に14日と伺ったので昨日の朝、玄関飾り等を持って行ったが全然人の気配がない。
ブルーシートで覆われて聳えたっているのの裾に置いて通りかかった方に聞くと4時頃からでしょうとのことだった。

何だか今年は無性に観たくて夕方また歩いて出掛けた。
近くと言ってもバス停二駅ほどある。
小さな公園は人がいっぱい、テントが張られお飾りや由来の立て看板も立ち、子どもさん連れの方々で賑わっている。
前の車道には赤い消防車も止まってて消防隊の方々がホースを曵いて待機されている。

やがて薄暗くなった頃に点火され炎と黒煙が空高く昇って行くさまは迫力が有った。
遠巻きに眺めているのに結構暖かい。

大体燃え尽くしたころに配られた長い青竹の先に付けられた小餅を焼いて無病息災を願うのだそうだ。
いい眺めだったな。
私は熱い甘酒を一杯振る舞って戴いて甘くて身体の芯から温まったところで公園を後にした。

来年は戴いて神棚の横に溜っているお守りも持って来よう。
厚意を無駄にしないで済みそうだもの。