術後の定期検診2013/12/07

アートのような木肌
今年になって独りで通いだした術後の病院検診も今回で無事に一年が終わった。
道順もちゃんとインプットされてもう迷うことも無い。

例によって待合室は他にすることがなくて読書には最適だから嵩張らなくてチョット難しい本を持って行く。
「世界の名著」中公新書
マキアヴェリからサルトルまでの著書のダイジェストだ。

昭和20年前後の学生は皆、哲学に嵌まっていて讀まないと恥ずかしい感じで判らないながらも名前だけは覚えている。
周囲の男の子は大学の哲学科に行きたいと言って父親から
「どうやって食って行くのだ」と反対されたりしていた。
流行していた高校生の歌の デカンショ節 は 丹後篠山の盆踊り歌から デカルト カント ショーペンハウエル にもじったものだ。
思想統制が厳しく、死を常に間近かに感じていた当時を思い出す。
私など一応は読んでも理解出来なかったり忘れたりしているが懐かしく、中にはしっかり讀みたくなるのも有った。

横道に逸れたが、主治医の先生に呼ばれ気になってることをメモして来たのを伺う。
「素人判断ですが、どうも心理的なものも有るような気がして」
「術後の後遺症と関係無さそうだから、そうかも知れないですね。
 最近はちゃんと病名が付いて薬も有りますから試してみますか?」
私が神経質なのは先生もよく解って下さっているから安心して処方して戴く。
二ヶ月後を予約して次回はCTを撮りましょうと言われた。
定期検診が無事に終わってホッとした。

さあ 師走の大掃除頑張って、溜っている本を讀んで絵もイッパイ描きたいよ。