絵を観て想うこと2013/03/12

模写(未完成)
古い絵を整理していたら懐かしい絵が出てきた。
キャンバスの裏に
 「ラファエロ 聖母子と聖ヨハネ(美しい庭師) ルーヴル
1998.12の覚え書きが走り書きされている。
「美しき女庭師」と書くべきなのに。

子どもの頃からラファエロが大好きだったからアトリエの授業で模写をする事になった時、迷わずこの絵を選んだ。
模写は始めての経験で難しかったな。
もう少しってところで時間切れで未完成に終っている。
今から加筆する自信はない。
でも当時の思い入れの深さと一生懸命に描いた情景がまざまざと思い出されて何処かに飾っておきたくなった。
絵は時には文以上に多くの想い出を語りかけてくれる。

先ほどは遅くなった昼食を摂りながら録画しておいた日曜美術館「いのちに触れた筆~日本画家・高山辰雄~」を観て感銘を受けた。
同世代の感覚で美術館で馴染みだったが、あらためて集大成を観ると奥の深さに熱いモノが込み上げてくる。
最近悩んでいた絵で表現したいことが朧げながら見えてきたようで、それだけで嬉しかった。

絵の古い友人と電話でお喋りを楽しむ。
これから図書館に本を返却に行って新しい本を探して来よう。