静かな日2013/03/09

小さな里の風景を
夕べは
「笑犬楼の知恵 筒井康隆トークエッセー」 金の星社
を讀む。
朝日新聞に連載されて10年も前に出版された物だが、昭和初期のことも書かれていて懐かしくも有り、現在のことについても新しい視点を貰う。
確たる信念も無く当たり障りなく生きている自分をちょっと振り返った。
字が大きくて気軽に読了したが奥は深そう。

今朝は、図書館からのメールで受け取りに行くと
「朝のガスパール」 筒井康隆  朝日新聞社
平成4年8月発行の文字を見ると昔になったな。

夫の影響でパソコンを弄るようになりお絵描きをして雑誌に投稿したりしていた縁で新しく出来たネットに参加した頃を思い出す。
どの会議室も熱気に溢れていてオフや催しにも参加させて戴いた懐かしい想い出がいっぱいだ。

もう20年も前の事で記憶違いもあるかもしれないが当時ネットの熱い書き込みを眼にしながら、この実験的な新しい小説を興奮しながら讀んだ。
どれだけ覚えているかな。 讀むのがチョット怖い気もする。

夫のパソコン好きのお陰で還暦を機にパソコン始めて本当に良かった。
あれから25年、パソコンで繋がりながらも夫々好きな世界で遊び、それでも共通の話題に事欠かなかった。
今はもう独りになってしまったけれど大きな楽しみを教えてくれたことに感謝している。

いつかそんな想い出を書いて置きたいなと思っている。

朝 癖になった散歩で少し脇道を登ったら、せせらぎのほとりに水仙が咲いている情景に嬉しくなった。