二ヶ月検診に2013/03/02

樹の根元にひっそりと
二ヶ月ぶりの検診を受けに朝早く出掛けた。
独りで行くのも2度目だからバス停でちょっと迷っただけで無事に着いた。 
9時15分の予約時刻より随分早く着いたのに待合室は満員だ。
予想していたから持参の先日買ったばかりの文庫本を讀む。
「新島襄の青春」 福本武久 ちくま文庫
待望の男子出産に祖父、父の喜びようから始まって幼い日々のことから裕筆の家系で学問に励みやがて蘭学を、更に米国に行きたいと考えるまでの経過。 お写真で馴染みの傷の由来も初めて知った。
憧れて行った学校なのに設立されてからのことしか知らなかったな。
寮の夜の集会ではご存命の時のことを知る長老の方が想い出話をしてくださったのに、
「あっ そろそろ涙が・・・」
感極まって大粒の涙がぽろりと落とされるのを先輩に聞いていたから、でもその涙はジーンと心に響いた。
肝心のお話は覚えていない。

横道にそれたが半分くらい讀んだ所で名前を呼ばれた。
二ヶ月前の血液検査の結果を伺うと変わりなくて深刻な問題もないとのことだった。
「トレーニングやウオーキングは大丈夫ですか?」
「いいと思いますよ。 激しいことはしないでしょ」
「ええ 勿論、無理です」
食事に関しては先生は慎重だ。
脂肪は制限してますが甘い方には弱くってと言うと
「むしろ甘いモノの方が害があると思いますよ。ことに夕食後は」
うーん 今日から控えよう。 量の問題だと思う。

お昼前に総て終ったので帰りに新しく開店した眼鏡店に寄った。
補聴器の宣伝もしていたから話を聞きたいと軽い気持ちだったが応対してくださった方が親切で三種類くらいの聴力検査と製品の説明に時間をかけてくださった。
手元で音量の切り替えが出来たり、携帯代わりに使える部品とか、随分進歩していて価格も抑えられている。
半分くらい買う方に気持ちが動いている。
まだ無くても良い段階だけれど早めに慣れた方がという説も解るので前向きに考えてみよう。
一昔前と違って魅力的なデザインと内容に成りつつ有るなと感じた。

充実した一日だった。
仕上げに久しぶりの友との長電話で思いっきりお喋りを楽しませて貰って感謝。