歩数計に誘われて2013/02/25

垣根越しに(八重の梅?)
歩数計を試したくて洗濯物を干して直ぐに出掛けた。
何時もと違う場所へ向かう。
ここに越してきた時に夫とよく歩いた道だ。

療養していた最後の年は満開の桜、ハナミズキの並木道、銀杏並木などを観ながら電動の車椅子について、時には交代しながら歩くのが毎日の日課になっていた。
先のない限られた期間だったけれど、それだから一日中一緒に行動していられたので長い結婚生活で初めての経験だった。
最後の紅葉も散った12月の終わりに別れが来た。

ちょっと遠かったがその頃よく買い物したスーパーまで行ってみる。
9時半開店で入ってみると雰囲気も品物も変っていなくて懐かしかった。
鰈の一夜干しと鮭をカゴに入れたら「丹波の黒豆甘納豆」が目に入った。
これ好きでよく買ったな。 ここでしか売っていない。
問題は財布を持って来なかったこと。(散歩には不用心)
小銭入れに千円札と五百円玉が・・。
レジで「足りるかしら」と計算してもらったら辛うじて間に合った。
「カード作られますか? 手数料百円ですけど」
以前のを捜すのも面倒だからお願いする。
手元に百円玉一個だけが残った。

何だか浮き浮きした気分で我が家に帰り着いて歩数計を確かめたら6200歩あまり、一日一万歩はキビシイ。

さあ 午後は讀みたい本が溜まっている。