読書雑感2012/10/04

ヨットで賑わう浜辺
借りた本、購入した本は必ず終わりまで讀む。
題名にひかれて図書館に予約をして忘れた頃届いた「二流小説家」は予想に反して陰惨な世界に辟易した。
それに分厚い。 細かい活字で埋め尽くされたページ数を見て溜め息がでる。

それでも昨夜の十時ごろに読了。
読み進むうちに人生の哀感、悟りのようなものも感じる。
懐かしいミステリ作家や主人公がさりげなく出てくるのも嬉しい。
これで解決して終わりかと思えばまだ発展が有るし、主人公の二流小説も途中に挿入されていて堪能する。
複雑なのに解り易いのは作者の力量なのだろう。
不思議と読後感は最初に思ったより爽やかだった。
でも次作には手が出ないかもしれない。
歳のせいだと思う。

朝、起きた時は曇っていたが澄んだ青空が広がって空気が爽やかだ。
こんな空の下で海辺はヨットやサーフィンを楽しむ若者で賑やかだったなと昔のスケッチを見ながら思いを馳せた。

コメント

_ Cakeater ― 2012/10/04 18:32

うわあ、よりによって。最近のアメリカンミステリは陰惨ですよねえ。まあ、アメリカ自身が、この30年間で300万人以上の非人道非民主国家国民を、小説の殺人鬼以上の残酷な手口で殺し続けてるんですから、その道具となっている人間が多数一般市民として生活してる以上、なまはんかな異常さではエンターテインメントすらまんぞくさせられなくなってるのかもしれません。
しかし、よく読みとおしましたね。ぼくは、立ち読みでキブアップです。

_ 美海 ― 2012/10/06 08:33

まったくぅ
店頭で見たら絶対買わなかったと思います。
新聞広告の題名にひかれたのかな。
我慢して讀むうちにチョッと生きる哀しみの奥の達観を感じたのは深読みかな。
でも もういいって感じです

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
干支で寅の次は何でしょう?
(平仮名3文字でお答えください)

コメント:

トラックバック