気がつけば８２歳

アゲハチョウが大空に飛び立ってから一ヶ月が経つ。
四匹の幼虫を育てた小さな橘の木は食べかけの一枚の葉を残して丸坊主になった。
でも健気に耐えて新しい葉が芽生え、すっかり元通り元気な姿に。
鳥が種を運んで来たのか勝手に生えて来た木だが愛おしくなる。
増えたアゲハがまた産みつけに帰って来たらどうしようかな。

オリンピックも終盤だ。
今更のように多くの競技が有ってそれ一筋に努力して来た選手の姿を観て美しいと感動した。

世相は厳しいが醜い争いにはもううんざりだ。

朝夕には窓から涼風が入り凌ぎ易くなった。
図書館から借りた本を読む。
「９３歳。ひとりごとでも声に出して」吉沢久子　海竜社
読み易く共感することや教えられることが多い。
活字が大きいのも嬉しかった。
９３歳でいらしてこの清新さ、活躍されている姿に元気づけられる。
９０歳、９１歳、９２歳、９３歳と毎年出されていて今年は「前向きに」が評判だ。
全部讀みたい。
８５歳でクヨクヨしてられない気分になった。