久しぶりの鎌倉2012/07/14

鎌倉にて
昨日、早起きしてアトリエに行く。
モチーフは鮮やかな向日葵を中心にした静物で心が躍りF15号のキャンバスに油絵の具をぶつける感じで塗りまくった。
二年ぶりの感触が堪らない。
次回にどう変るか判らないが楽しみだ。

終って今晩泊めてもらう予定の家族のところに迎えを頼む連絡をしようとしたら携帯電話が変になっていて繋がらない。
慌てた。
駅に到着してから公衆電話を捜さなくてはと真剣に考えたが下車してからあれこれ試してるうちにやっと電話を掛ける事が出来て安堵。
無事車が見えた時はホッとして感謝しながら安易に頼り切っているなと反省した。
バスやタクシーでも行けるように調べて置かなくてはいけないと。

家族に包まれてのお喋りに心癒される。
今日は私の希望で鎌倉に車で連れて行って貰った。
十数年前には散々歩き回って想い出のイッパイ詰まった古都だ。
目当ての小町通りの和紙のお店も健在だったが一番欲しかった色の和紙は品切れで入荷の見込みも無いと。
世の中のニーズが変ったのだろうか。
それでも何色かの和紙を購入、その後は馴染みの洋装店を回って衣類を選んだ。
ここでも家族の意見に助けられる。
お昼は急な階段を登った古い居酒屋風のお店で、釜飯やしらす丼などを好きずきで注文して、お客も殆ど居ないのに随分待たされたがゆっくり休めて良かった。
それにとっても美味しかった。

まだ足に自信が無いから八幡様のほうに手を合わせて「今回は失礼します。次回はお参りしますから」と心の中で祈った。
無宗教だけど我が家は神道だからやはり先祖に対するような親しみが有る。

家まで送って貰って先ほど帰り着いた。
遠い!
いつもこの遠い道を車で来てくれていたのだなと沁みじみ感謝する。
病後初めて外泊出来た事も嬉しかった。