朝ドラを観ながら2012/07/11

目刺し(干し鰯)
朝食はBSの連ドラを観ながら食す。
独りになってメニューは至って簡単、食パン一枚にチーズ一切れ、野菜ジュースとプルーンエキス大さじ1、ヨーグルトに蜂蜜かけたのとバナナだけだ。
用意に5分もかからない。 
以前は紅茶か珈琲も用意していたが食後に服用している総合ビタミン・ミネラル剤の説明書を見てからは朝は白湯だけにした。
 (鉄分の吸収が悪くなる事が有るので服用の前後の30分はお茶・コーヒー等を飲まない事・・)

「ゲゲゲの女房」と「梅ちゃん先生」を立て続けに観ると昭和30年代に戻ったようだ。
もう戦後ではないと世の中は活気に満ちていたけれど今とは比べ物にならない貧しさだったな。
サラリーは遅れるしボーナスも無い時期が続いて産まれたばかりの子どもを抱えて綱渡りのような生活だったが、明日は良くなるという希望のような雰囲気が世の中全体に有った。
若かったのと戦前戦後の悲惨な経験は大きい。

初めてボーナスが出ると嬉しくって中古のオートバイを買い、その次には洗濯機を、小さな電化製品も一つずつ増えてその度に喜んだ。
テレビが我が家に来たのも昭和34年頃だったと思う。
今の生活に比べれば本当につましかったが世間も同じようだったから貧乏感はあまりなかった。

郊外には自然がいっぱいで幼かった子ども達は蝉や蛍、カブトムシ、ザリガニ獲りに夢中になっていた。
今の子どもにはその頃味わえなかった楽しみが有るのだろうし、豊かになった現在に比べて昔は良かったなどと言うつもりはない。
医学が進歩し、社会保障のお陰で長生きさせて貰っている。
ただ 昔の時代をテレビで観てほのかな懐かしさを感じる。