朝市2012/06/17

散歩道
珍しく近くで朝市があったので覗いてみた。
マンションが立ち並ぶ街にもまだ農地が残っているらしくて新鮮な野菜が並べられている。 価格も驚くほど安い。
立派な葉つきの大根、大きくてどっしり重いキャベツ、細い筍の束、紫玉葱などなど どれも畑から収穫したばかりの瑞々しさにすっかり嬉しくなってどっさり買い込んだ。
太い牛蒡の束だと思い込んで持ち帰ったら家人に
「山芋じゃないですか?」
って言われて笑ってしまった。
緑のお豆、鉈豆じゃないし名前が出て来ない。

9年前まで住んでいた海辺の家は裏に畑が広がっていてお野菜は農家の直売店で買っていた。
便利な今の街に越して来たときは駅もストアも近くって整備されて美しく嬉しかったが鮮魚と野菜だけは中々馴染めなかった。
採れたてとでは全然違う。
でも何時の間にか慣れてしまっていた。

筍は下茹では要らないですよと教えて貰って、昼食にさっと薄味で煮たら香りがよくて久しぶりの食感を楽しんだ。
昔、京都近郊の堀たての大きな筍もそのまま調理してたっけと懐かしく思い出したりする。
大根葉は細かく刻んで少量の油で炒めチリメンジャコを混ぜて醤油を少量振り回して常備菜に。
大根おろしに柚子酢をたらしたのと玉子炒めご飯で昼食を済ます。
ちょっと蛋白質不足かなと大豆の五目煮を追加した。
魚肉は夜のメニューにいれよう。
などと新鮮な野菜に釣られて何時もは面倒だと思う調理も何だか楽しめた。

添付絵は昔毎朝散歩していた時の風景、この先山道を抜けて畑の広がる里に出る。 
鶯から始まっていろんな小鳥のさえずりが聞かれた。