再度眼科クリニックへ2012/04/25

ムスカリ
眼科クリニックの先生に一ヶ月後に来るように言われていた。
少し早いが連休を控えているので今日行こうと思い立って慌てて支度して電車に久しぶりに乗った。
二駅なのだが退院後独りで乗るのはここが限度だ。
そろそろもう少し遠くに行く練習しなくてはなどと考えているうちに到着する。
クリニックは駅の近くだから開院するまでドアの前で20分近く待った。
そのうち待つ方の行列が出来たが一番乗りは初めてだったな。

視力などの検査も先生の診察も一番でスムーズに流れたが
「そろそろ眼鏡を新調したいですが どういうのが・・・?」
話が噛み合なくなった。
遠近両用の割り振りが問題なのだ。
当人の希望次第と言われても、どれが快適か私には不安があるし、先生には私の生活スタイルが解らないから決められないと言われる。
「今回は先生に処方して戴きたいのですが」
とお願いして検査師の方にまた色々の検査をして戴いた。
見え方はあくまで本人の自己申請だから曖昧さがあって迷いも大きい。
根気よく付き合って下さって恐縮。 一番合っていそうなのを試しに掛けたまま控え室から廊下まで歩き回ってテレビも眺め、本も讀んで30分以上ウロウロした。
時々裸眼と比べたりしたが眼鏡を掛けた方が遠くまでよく見える。

試着の眼鏡を返してから先生に呼ばれるまでまた随分待った。
書棚の奥の方の「眼鏡の歴史」という立派な本を引っ張りだしたら「謹呈 著者」の紙が挟まれていて内容が面白い。
漸く中世に差し掛かった所で名前を呼ばれた。

「お手数おかけしましたが具合が良かったです」
「ではこれで処方しましょう」
一番に来て午前の診察が終わる1時前になっていたが懸案が一つ片付いた満足感があった。

次は眼鏡店でのフレーム選び、出来上がって目に馴染んでくれるか不安でもあり楽しみでもある。
これまでは何でも一人で決めて来たが最近相談相手が欲しいなと思うようになったのは歳のせいかな。