数学・宇宙2012/03/13

流星の夜
風邪薬のせいか何をする気にもならず本を読んでいた。
先日予約した本を受け取りに行った際に「本日返却された本」の棚で見つけてついでに借りて来たものだ。
ここ暫く続けて讀んでいた分厚い詩集や昭和の文学は懐かしさのなかに新しい触れ合いが有り情緒の世界に浸った。
でもなんだか物悲しさも感じたのは同世代と親しんで来た方々が亡くなられているのを知ったからか。
それとも心の奥に埋もれている思いが引き出されたせいなのか。

借りて来て今讀んでるのは
「ポアンカレ予想を解いた数学者」ドナルド・オシア 日経BP社
難しい理論はさておいて古代人が考えた地球や宇宙の形、ユークリッドの幾何学とその矛盾をつく非ユークリッドの考え方などが歴史物語風に説明されていて門外漢にも面白い。
実は昨夜ず〜っと前に録画していた
「数学者はキノコ狩りの夢を見る〜ポアンカレの予想・100年の格闘」
をこの本を読む為に見直したのだ。
未知の世界を垣間みるのは理解できなくてもわくわくする。

そんな時に偶然懐かしい友達から電話をもらって絵や病気や色々の話で盛り上がった。
その後すぐに電話が。 今度はご主人からだった。
「宇宙が二つある可能性の話なのですが・・」
お宅に伺うとこの方面の話をよく教えて戴いたので親切に知らせて下さったのだ。
「とても易しく書かれた本ですよ」
題名と著者と出版社を伺った。
病後で退屈してるだろうとのお心遣いが身に沁みて嬉しかった。

それにしても偶然だな と半分ばかり読みかけた本に戻った。