日曜日2012/03/04

バルーン
遠くの空に派手な色のものが頭を出している。
見ているうちに上昇してバルーンらしいと判った。
気球の下に箱がぶらさがっていて人が乗っているらしい。
グレーの暗い空に沈み勝ちだった心に楽しい光が当たったようだった。

気になっていた地震用の備品を買いに出かけたのだ。
ホームセンターでは防災グッズのコーナーが設けられていて迷った挙げ句にヘルメットと折りたたみ式の15ℓ入る水の容器と乾パンなどの缶詰を2個買った。
その他の物は家に有る物で間に合いそう、リュックに詰めて置こう。
地震にはあまり危機感はないけれどもしもの時に周囲に迷惑かけてはいけないから最低の用意だけはすることにした。

20年前には大きな宝箱のようなケースに食品、飲料水、医薬品、衣類や毛布まで用意して物置に置いていたけれど引っ越す時に全部廃棄した。 
歳をとったせいか、あの頃のように真剣に考えられなくなった。
住環境の違いもあると思う。

TVの「日曜美術館」で久々に佐藤忠良の彫刻を観る。
日本人の顔の感情の奥深さに心打たれた。
昔は彼のモダンな女性像に魅力を感じていたのだが。
80歳過ぎの頃の彼の制作の様子も流されたが若々しく力強くて何だか元気づけられた。

今はもう日曜日なんて関係ないのだけど、ちょっと朝寝坊して、興味の有るTV番組が少し多くて、交流もあってやっぱり週日とは違う。