ひなまつり2012/03/03

五人囃子の
朝日新聞のbeにサトウハチロー作詞「うれしいひなまつり」に関するエピソードが載っていて興味深かった。
子どもの頃、サトウハチローは古めかしいお父さんと違ってモダンで好きだったな。
「お内裏さまとおひなさま」は間違いで正しくは男雛と女雛で男女の一対を指して内裏雛と言う。
と書かれていたが正直なところ私もあやふやだった。

あまりに端麗な顔立ちのお雛様に馴染めなかったし、母だけが飾って喜んでいたけれど姉も私も殆ど興味なかった。
昭和になって雛人形もひとまわり大きく顔も近代風に可愛くなったが我が家のは昔風の端正な顔立ちで衣装も地味だった。
今観れば風格と気品を感じられたと思う。
何故か五人囃子が居なくて或る年に伯母が贈ってくれた。
お内裏様や取り澄ました官女より可愛くてそれから雛祭りが少し楽しみになった。

定年後の広い日本家屋に移り住んでからは広い座敷に家人が自分の立派な段飾りを持って来て毎年飾ってくれたのを懐かしく思いだす。
全然女の子らしく育たなかったけれど中年になってから人形が大好きになったから不思議だ。

今日は小さな木目込みのお内裏様を飾り棚に置いて買って来たちらし寿司のお弁当でチョッピリ気分を味わった。
三月三日は 美海ーみみーミミ の日だもの。