おうどん2012/01/15

小正月
顔を見に寄ったらテレビを一緒に観ているうちに昼になり、少し遠いが馴染みのおうどんやさんに車で連れて行って貰う。
この寒い中行列に並んでのぬくぬくのうどんは身も心も温まって大満足、美味しかった。

関西出身だから寒いときはお蕎麦より饂飩に傾く。
昔、母の娘時代を偲んで四国に旅したときはシンプルな讃岐うどんの食べ方に感激した。
子どもの頃岡山の山奥の父の生家に独りで遊びに行くと伯母が可愛がってくれて手打ちのお饂飩を必ず作ってくれたのも懐かしい想い出だ。
大阪のきつねうどんの薄い色の独特の味も大好きだったが、今は甘過ぎると感じるようになったかも知れない。

昭和初期には手軽におうどん屋さんの出前を頼んでいた。
分厚い丼に赤い木製の丸いお盆を逆さにした様な蓋が。
自転車でお兄さんが届けてくれて8銭から10銭くらいだったと思う。
今考えると我が家には電話がなかったのにどうやって頼んだのだろう。
お手伝いさんが歩いて注文に行ってくれたのかな。

おうどんの想い出はやがて戦中のすいとんの想い出に繋がっていく。