「敬老の日」雑感2011/09/19

川の流れのままに
「敬老の日」が制定された頃は遠い先の話と関心もなかったが今やバリバリの後期高齢者だ。 敬の字がこそばゆい。

先日図書館にリクエストしていた
「ケアの社会学」上野千鶴子著
が届いて借りて来た。
予想していたより分厚く細かい字がぎっしり、専門用語で簡単に読み流せないから関心の有る所を何とか読んだ。
高齢者の占める割合は確実に増えている。
「長寿を祝う会」でも出席者の資格年齢が毎年1歳づつ高くなっていると聞いた。
でも参加されている方々は私の眼から見ればまだまだ若々しいしお元気そうだ。
昔の年齢感覚より20年くらい差があるように感じるが現実には介護の必要な高齢者も多いのだろう。
高齢者のケアの位置付け、負担、高齢者自身の満足度などなど本を読みながら考えさせられた。

昔の深沢七郎作の小説『楢山節考』を唐突に思い出した。
晩年の母がそれを読んで「背筋がぞーっとした」と怖そうに語ったっけ。
現在は議論は色々有っても恵まれていると思う。
甘えること無く出来るところまでは自立しよう。 
そしてちょっぴりワガママも言わせて貰うかも。