友情2011/06/11

友情
図書館の良い所は書店では買わないだろう本を借りてみる。
それで好みの思い込みが是正されることがある。
「話して考える」と「書いて考える」 大江健三郎著
では同世代の親近感を覚えた。英語に弱いからちょっと辟易する所もあったけど。
同時に借りたのが「大人の友情」河合隼雄著 
後書きであえて「大人の・・・・」としたのは友情というと子どもを思い浮かべるから とあった。

朝の連ドラ「おひさま」には女学生の時に芽生えた3人の友情がでてくる。
小学生のときは級友や近所の子ども 日曜学校で会う子 皆が友達だった。遊ぶことで繋がっていて深い友情などと考えたことは無かった。
友達を意識しグループ化したのは女学生になってからだった。
そういう感情を求める時期なのだろうか。
新しい環境になって、隣の小学校から入った2人に何故か惹かれて何時も行動を共にし、帰宅後も毎日のように家に入り浸っていた4年間だった。
あの二人の温かさとご家族の寛容さに問題児だった思春期の私は救われたと思っている。
それにしてもまるっきり違った個性の3人だったなあ。
自分に無いものに惹かれたのだが、その後の彼女達の人生は人間として立派だった。
つくづく良い友に恵まれた。 彼女達のことをいつか書きたい。