小学校に入った頃2011/06/07

友達
昭和の風景を思い出すよすがに変色した古いアルバムに貼られた小学1年生の時のクラスの集合写真を開いてみた。
教室の教壇の前に椅子を並べて前列中央に担任の先生、その脇2列に女の子が、その後ろに男の子が緊張した面持ちで並んでいる。
男の子の方が5〜6人多い。
後ろの黒板の上には金縁の額に天皇、皇后のお写真が飾られている。
その後ろに1〜10の数字が書かれた紙が張られてて5と6が額で隠れているからご真影は記念写真のために飾られたのだろう。
左の壁にはカタカナの50音字が張られていて、戦前は1年生はカタカナ、2年生になって平仮名を習ったことが解る。

女の子は全員髪型は短めのお河童で男の子は坊ちゃん刈りと丸刈りが半々だ。
この日は写真撮影って聞いてなかったから皆普段着だったが手編みのセーターに半ズボンかジャンパースカートが主で、まだ戦争の影は感じられない。
きりっとした良い顔していたな。

皆の顔を見ていると70数年前の情景が蘇って来た。
私にとって初めての集団生活、朝1時間早く登校して運動場で皆と遊び、学校から帰るとランドセルを放り投げて、友達と待ち合わせて日が暮れるまで遊び回った。 楽しかった。
その頃のいろんな景色を書き留めておこう。