与謝蕪村を見て2011/02/12

裏の林は雪の花盛り
起き抜けにカーテンを開けると雪景色が目に飛び込んだ。
裸樹に積もった雪は満開の花のように美しい。 カメラで撮りまくった。

今日も外出は諦めて先日から描きかけていた人形の水彩画を仕上げる。 
う〜ん 思うように描けないな。
まだ気力が戻ってないようですぐ疲れる。

午後録画しておいた蕪村を見た。
「天才画家の肖像 詩のように描き絵のように詠む与謝蕪村」
蕪村の句も絵も昔から好きだった。 特に「烏鳶の図」
あの孤高の二羽の烏のたたずまいと、舞う雪を塗り残しで表現している技に惚れ込んでいた。
洒脱な俳画もいい。
あらためて二時間番組で彼の苛酷な生い立ち、絵の独学、生活苦を詳しく知った。
中国の絵を模写して勉強していた頃の絵は初めて見るものが多く、天才なだけでなく凄く努力していたのだなと感心する。
68歳で亡くなるのだが矢張り晩年の絵がいいな。
最後の絵の雪に埋もれた家々から洩れる仄かな代赭色の灯りに切ない温もりが迫って来た。

昨日やはり録画で見た長沢芦雪の水墨画の虎にも魅せられた。
年齢を重ねるとともに日本古来の絵を観るのが心地よくなって来たように思う。

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