長寿を祝う2010/09/18

古代への思い
市主催の「長寿を祝う会」に出席して来た。
職員の方々と多くのボランティアの方々が爽やかな挨拶で迎えて下さった。
大きなホールはほぼ満員、ただ車椅子の紙が貼られた席は殆ど利用されていない。

定時になって市長の簡単なご挨拶と数名の来賓の方の紹介があって、すぐに歌謡ショーが始まった。
50年以上前から知っている有名なグループ、白髪になっても流石に心地よいハーモニーを聞かせてもらった。
一緒に歌いましょうと、昭和20年代に流行った歌謡曲を唱和した。
私は音楽は苦手であまり興味がないせいだと思うが、全然溶け込めなかった。
懐かしのメロディーを喜ぶ高齢者も多いと思うから、これから先は私の勝手な感想で少数派のつむじ曲がりと取ってもらっていい。

昔の流行歌を聴くうちに自分の歳を自覚させらて気が滅入ってきた。 舞台はやはり華やかで若々しい姿に元気を貰いたい。
昔を懐かしむより、今の歌を聴きたかった。 出演された方々も
もっと新しい歌を発表してこられている筈なのに、高齢者向きという頼む側の意向があったのではないかと思う。
アンケート用紙を渡されたので逡巡したが正直な感想を書いて渡した。
先日の無料のバレエ発表会が脳裏を横切った。あの時は若いエネルギーをたっぷり貰って楽しかったなあ。

1時間ほどの公演が終わり、お世話して下さった方々に心から感謝の言葉を言って外に出たあと、連れの友人とイタリアンのお店で昼食を取りながら久しぶりにゆっくりお喋りをした。
彼女に感想を聞くと、殆ど私と同じことを考えていたのは予想外だった。 選曲が古過ぎるわよねと 7歳先輩に言われて、私だけじゃないんだと嬉しかった。
高齢者になる層も段々変わって来ている。 ニーズの変化は若い方達には判り難いだろう。 
高齢者はあまりそういうことは声に出さないから。
それに何度も言うが、人さまざまだ。

ともあれ 我々二人は美味しいイタリア料理と珈琲でゆっくりお喋りし、ついでに買い物を楽しんで お互いの長寿に感謝した。