鬱に思うこと2010/09/15

秋めいて静かな浜辺
今朝起きたらすっかり涼しくなっていた。
ホッとしながらも少し淋しい。

テレビを点けると鬱の人が如何に多いか、その対策の話をしていた。 
私の狭い交友関係の中でも鬱になった人の苦しさは聞いている。
私は鬱とは違うが子育ての最初に何年かパニック障碍で苦しみ、家族にも迷惑をかけたから「気の持ちようよ」なんて気軽な言葉はかけられない。
自分自身が、医師からも他人からも神経質とか気が弱いとか言われ、どれだけ自分を責めたことか。

だから鬱の人に強くなれとか、気の持ち様なんてことは絶対言えない。  苦しいと思う。
昔も鬱もパニック障碍もあったと思うが、ダメ人間と烙印押されるだけで社会的な理解はなかったから、現在の人数と比べようが無い
でも やっぱり現在の方が鬱に苦しむ人が多いように思う。
生きる苦労は昔の方が厳しかったと筈なのに、違った要因があるのだろう。

私のパニック障碍(と思う)が治ったキッカケは家族に対する責任を真剣に考え、胸が苦しくて死の不安に襲われた時に死ぬ気になって普通に行動しようと。 しばらく我慢すれば収まることの経験を重ねるうちに良くなっていった。
すっかり治ったのは転勤で東京に移住してからだ。 環境を変えるのは効果的だった。

人間の心は素晴らしいが厄介でもある。
いろんな経験をしたせいか、今は至ってクールに楽しんでいて幸せ感いっぱいだ。 人生にはいろんな時期が有るものだ。