赤レンガ倉庫2010/04/13

大桟橋から見る赤レンガ倉庫
横浜港大桟橋から海を隔てて見える赤レンガ倉庫をスケッチした。その前に描いた客船は、熱が入りすぎて2時間掛けたが思うように表現出来ず焦ったが、こちらは先生を待ってる15分の間にラフに描いたものだ。 その後で先生に見て戴き、お仲間の絵も見てスゴく楽しく勉強になったスケッチ会ではあった。

前置きが長くなったが、この赤レンガ倉庫には思い入れが有る。
25年位前だろうか、市の絵画教室で習い始めた頃にこの倉庫をスケッチしに行った。 雑草の生い茂る空き地にぽつんと古びた倉庫が建っていた。 赤煉瓦はくすみ、崩壊寸前の情況だった。
煉瓦の壁や 錆びた茶色い鉄板の扉には スプレーで傍若無人に殴り描きされた落書きがいっぱい!
廃墟の趣は、絵にはなったが。

1907年に誕生し繁栄したが、1923年の関東大震災で崩壊し、再建するも敗戦で米軍に接収され、10年ほどして接収解除された後は放置されて荒れ放題だったらしい。
その頃スケッチに行って数年後 再建の動きが出た。
1992年ごろから再生計画が始まり、2002年4月に 赤レンガパークがオープンした。
今これ書くのに年表を見て、歴史を振り返り感無量だ。
外見も歴史を感じさせながら美しく変身したが 中に入ると洒落たガラス細工のお店が目を惹き、他にもいろいろなお店とレストランがあって楽しい。 CMの舞台によくなっている。

今回は大桟橋から少し距離をおいて眺めると、またちょっと違った想いが湧いた。