サクラ サクラ2010/04/05

公園の満開の桜を観ながら
サイタ サイタ サクラガ サイタ
昭和初期の小学一年生の 国語の教科書の 最初のページだ。
色刷りの満開の桜の木が描かれている。
教科書がカラーになったのは当時画期的なことで、文章も其れにふさわしいものに変わった。 子供心にもチョッと誇らしかった。

今日もヒアルロン酸の注射をして貰いに整形に行った帰りバスの中から街を眺めると もう 至る所に満開の桜が。 生憎の雨だがサクラは瑞々しく淡いピンクがかった白が映えて美しい。
日本人って ほんとうにサクラが好きなんだなぁ。
昔は学校にサクラは付き物だった。 入学式にはサクラの花に迎えられる。
そして 初めて正式に習う字が サイタ サイタ サクラ ガ サイタ なのだ!

今住んでいる街は新興住宅地だから 学校だけでなく 公園も街路樹も 個人の家まで サクラの多いこと!
たった十日あまりの花景色に掛ける思いって凄い。
私もこのパッと咲いてハラハラと散る情景が大好きだ。
バスの窓から眺めながら 気がつくと 小学生になった頃を思い出していた。
 戦時中にはサクラで連想する哀しい思い出もある。
でも 今は平和の象徴 不景気も忘れて楽しむ。
もっと見ておきたいと欲張って落ち着かない時期でもあります。

大人になって4月1日にサクラが咲いてる地域は限られていることに気がついた。 大都市にあわせて教科書も作られていたのですね。