新春大歌舞伎2010/01/07

慣れ親しんだこの姿もあと数ヶ月

今年の4月公演が最後になる今の歌舞伎座が名残惜しくて観に行った。  
奮発して平土間!いや椅子席になったからこれは死語かな、要は一階席だ。
開場前の凄い人波に、不景気でも「歌舞伎」の人気は益々盛んなのだなと感心する。
中に入ると大きな鏡餅や餅花が飾られお正月気分が漲っていた。
演し物は
「春調娘七草」 福助、橋之助、染五郎  福助の静御前が愛らしかった。
「梶原平三誉石切」 鶴岡八幡宮なのが嬉しい。 梶原景時には幸四郎が。 品がいい。
「勧進帳」 勘三郎の義経、團十郎の弁慶。豪華配役だ!
「松浦の太鼓」 これは初めて観たが両国の橋のたもとですれ違う宝井其角と煤竹売りに身をやつした大高源吾の有名な出逢いの場。
其角の上の句に 源吾がつけた下の句
「年の瀬や 水の流れと人の身は
      明日待たるる その宝舟」
この場は川向こうに見える家々の雪景色の書き割りが美しかった。
二幕、三幕の吉良邸への討ち入りを待ちわびる隣家の松浦鎭信の風格と愛嬌有る大名ぶりを吉右衛門が好演! 笑わしてくれた。

今はもう昔なじみの役者の孫がたの時代であまり観に行く機会が無くなったが久し振りに豪華な舞台を堪能した。 お膳立てしてくれた友に感謝!!!

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