おむつ2009/11/02

水面に映った秋空
新聞購読復活の二日目の夕刊に「つけて楽しく300種・おむつのファッションショー」の記事があった。
写真を見た時は、何もそこまでやらなくても って感じたが、こういう状態になるまで生きていたくないという高齢者の意識を改革するには必要な演出なのだろうと思い直した。

我々以上の世代にはおむつに抵抗感というか、情けない、恥ずかしいと思う人が多い。特に男性にその傾向が強いと感じる。
それより前の時代は、歳とれば当然の事と受け止めて女性は古い浴衣でおむつを沢山作って押し入れの奥にしまっていた。無論夫の分も含めて。 まあ 当時は長命な人が少なかった。

TVのおむつのCMを見ると、持って回ったような感情を抜きにして機能の良さだけをアピールできないものかと思う、赤ちゃんのおむつや生理用品のCMとはちょっと違ったものを感じるのはこちらの偏見だろうか。

私は、年齢に関わらず身体機能に不具合が生じれば対策を考えれば良い、車椅子であろうとおむつであろうと人間の尊厳に全然関わりない事だと思っている。
偶然、昼間に同年代の友人とこの話をして共感したのだが、お互い脳だけは最低限でいいから正常でいて欲しいねと。
あくまで願望だが、実感こもっていた。