藤田嗣治特集を観て2018/09/10

何となく秋めいてきた。
小雨模様で一日閉じ篭って、昨日最後の方しか観られなかったTVの「日曜美術館」をBSの録画で観る。
藤田嗣治の特集だったから、懐かしくて、どうしても観たくて。

6年上の姉が早くから油絵を習っていたから、小さい時から展覧会にはよく、ついて行った。
もう歴史的になった有名な方々の絵を、発表されたときに観られたことが、今になると感慨一入です。

姉の関係で二科展には必ず。
確か女学校に入った年に、凄く印象深かったのは、藤田嗣治の猫の群像。
何時もと違う絵に衝撃を受けた覚えが有る。
一緒に観ていた父が「戦争の影響かな」と呟いていた。

翌年には太平洋戦争に突入。
彼も戦争の画を描いてて、それが元になったのか戦後はフランスに移住して国籍も。
日本に帰ってくることは無かったけれど、私には想い出がイッパイで懐かしくTVを観ました。

でも正確な年代の記憶は、もうアヤフヤです。

「地を泳ぐ」 藤田嗣治著 藤田嗣治装丁
子どもの頃、姉が持ってた本を勝手に讀んで素敵な装丁に憧れたものだが、内容はもう忘れている。

「没後50年 藤田嗣治展」を観に行きたいけれど10月8日迄では無理そう。
残念です。

添付写真は本文に関係なく、秋の風情を。