古いスケッチから2017/10/29

想い出の絵
今日も小雨。
家に閉じこもって、昔描いたスケッチの整理をする。
夫が定年になってからの20年間は二人で自由を満喫したな と懐かしい。

贅沢は出来なくても、海一望の自然がイッパイの家に引っ越して、縁側から富士山を眺め、気が向けば箱根や江ノ島にドライブしたり。
毎朝の1時間あまりの裏山の散歩では、畑も有って新鮮な野菜や、もいだばかりの果物が買えるのも嬉しかったな。
私はスケッチブックを抱えて、途中で座りこむから迷惑かけたけれど。

旅行好きの夫が計画立てて、お膳立てしてくれて全国各地回れたのも楽しかったです。
何所へ行ってもスケッチしまくっていました。

癌で一年間闘病して亡くなる前に、沁みじみと
「贅沢させて上げられなくて申し訳なかったな」 
と述懐されたのが意外だった。
彼は豪華な旅行したかったのかも。
私は心の自由と好きな事して来たから満足してたけど、彼には迷惑かけたかも。

なんてことは、旅行途中でも勝手気侭に描いた下手なスケッチを整理しながら思った事です。

旅行は夫を見送ってからは家人に世話になっててマッタク疎いです。
でも今度の関西でのクラス会には参加したいと、夕べアチラの親友に電話したら、今も独りで気軽に東京まで来る彼女に笑われちゃいました。
仔細に教えてくれたから何とか行けそう。

添付写真は、整理中の古いスケッチブックから。
昇仙峡の秋です。