想い出の三月2017/03/22

好いお天気、でも外に出ると冷たい空気に慌てて春のコートをダウンジャケットに着替えに戻る。
週一の鍼灸院にギリギリ間に合った。

いつも先生の丁寧な治療と笑顔に癒されます。

前にも書きかけたけれど3月には80数年の色々な想い出が詰まっている。
小学生の時は、夏休みなどと違って宿題が無いのが一番嬉しかった。

卒業シーズンだが、私は小学校の一回だけしか経験していない。
友達や学校との別れは淋しかったけれど女学校への期待で胸がふくらんでいた。
クラスメイトの可愛かった子が泣きじゃくってるのを見て自分を恥じた。
まったく その頃から自己中でした。

女学校は四年で終了、進学する6名のために全員でお別れの会をクラスメイトのお宅で開いてくださったのが忘れられない。

もう戦時下で食糧も配給制になっていたのに、皆でお米などを持ち寄ってくださったことをズ〜ッと後になって知った。
貰った花束を6人が抱いて、全員が笑顔の色褪せた写真が残っている。
本当にイイ学校、温かいクラスだったなと今になって沁みじみ思い、人格者だった校長先生を偲びます。

女専での3年間は終戦を挟んで波瀾万丈だったが楽しかったことばかりが思い出されるのに、卒業の日は父の葬儀で出席できず、父の柩を包む炎の向こうの山越しに、式の様子を想像しました。

生きてきた90年のなかの19年はあまりにも短いけれど、思い出はイッパイです。

添付写真は、今日お友達のお宅の庭で見せて頂いた懐かしいお花。
前に居た海辺の家に咲いてて大好きだった鈴蘭水仙、またの名はスノーフレークです。
花言葉は「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」と有りました。