義母の思い出2016/09/02

義母の命日に
大好きだった義母の命日、高い所の神棚を開いてお位牌をだして形通りのお供えをしたが何だか物足りない。

リビングの飾り台の夫の写真の隣に義母の大きな額入りの写真を並べて大皿に果物を盛った。
じっとお顔を見ていると色々のことが思いだされる。

昭和40年に71歳で亡くなった。
私は当時38歳で子育てのさなかだったが、義母の希望で子ども達は義姉に面倒見てもらい、病院に詰めていた。

末期癌で有ることも判ってて周囲に気を配り、夫と私に最後を看取って欲しいと。
「これでお別れね」と少し微笑まれて胸の上で手を組み目を閉じて暫くして静かに逝かれた。

意気地なしの私は洗面所に飛び込んで泣けて泣けて夫に叱られた。
義姉を外したのは母としての優しさだったのではと後になって思った。
明治の女性は強かったとつくづく思う。
私の母の時も。

私など、ここまで長生きさせてもらいながら、今日も脚が痛いと整形外科で久し振りに膝に注射して頂いた。
レントゲン写真では去年と大して変ってないとのことだったけれど老化してるのは間違いない。

メイワクかけないように そしてもう少し楽しみたいナ
なんて義母に恥ずかしいです。