七夕だけど2016/07/07

もう盛りに
今日は七夕だけど、この日だけは子どもの頃からの習慣で、ひと月遅れの夏休みにならないと感じが出ない。

お茶の間の卓袱台の上で色紙を拡げて船や網を作り、短冊に願い事を隠しながら書いた。
出入りのテッタイさんが持って来てくれた大きな笹に思い思いに結びつけ、軒下に飾って夜を待つ。

縁側に並んで腰かけ、満天の星空に天の川を挟んだ織姫星、彦星を捜した。

蚊取り線香と団扇は必需品だった。

昭和初期の夜は町でも暗かったから星がキラキラいっぱいだったな。
一番夜空が美しかったのは戦争中の灯火管制のもとだったかも。

母はこういうことが大好きだったが姉や兄は少し大きくなると興味が無くなり、私は小学校に上がるころまでの貴重な思い出だ。

画家だった叔父さんの七夕の掛け軸、今年は来月に掛け替えることにしょう。

添付写真は 今朝、隣町に期日前投票に行った時見かけた桔梗。
もう真っ盛りでした。
義母が好きだった花だ。