日曜美術館を観ながら2016/04/24

鈴蘭の花
今朝の日曜美術館は黒田清輝の軌跡を辿り、当時の日本の裸体画がに対する反応を伝える。
今では考えられない新聞、警察の対応を知った。

展示された裸婦像の腰から下を布で覆った、いわゆる腰巻き事件は何かで聞いた覚えが有る。
私の記憶に残ってる昭和一桁にはもう裸婦の油絵は珍しくなく話題に上ることも無かった。

30年の差は大きいなとつくづく思う。
昭和6〜7年の頃かな、当時住んでた家のお隣が絵描きさんで同じ歳頃の男の子のとこへよく遊びに行った。
奥さんをモデルにして裸婦像を描かれてるとの話だったが私は見た覚えは無い。

可愛がって頂いたが、やがて引っ越されて違う画家が越されて来た。
アトリエが有ったからだろう。

小学校高学年になっていた姉はその先生に絵を習うようになり、紹介で二科会の先生のお宅に通うようになった。
女学生になった頃はもう裸婦を描いてたみたい。

二科展の初入選も裸婦像だったので、当時通ってる女学校に寄贈して応接間などに飾って頂くのが恒例だったけれど、裸婦ではねと断られたそうだ。
それで戦災で焼けなかったのだが、姉も亡くなって十数年経つ。
どうなったかしら。

大昔のことを懐かしく思い出させて頂いた番組でした。

添付写真は今朝お買い物途中で見かけた鈴蘭、北海道をすぐに連想。
行きたくなった。