読書の想い出2014/10/19

秋らしく
最近、小説を読まなくなった。
もともと情緒的な感覚に弱いのかも。

子どもの頃は知らない世界に夢中になって何を読んでも面白かったが、恋愛ものは興味が湧かないというか全然理解できなくて科学系が面白くなった。

当時のお小遣いは2円で女学生に生ったら5円になる。
買い食いは禁止されていたし、今のようにカワイイグッズもないから、日曜日に教会の帰りに大きな書店で岩波文庫を買う。

★が付いていて一個が20銭、分厚くなると4個くらいだが小遣いで何冊か買えた。
普通の本は欲しいのは2円以上して横目で通り過ぎる。

何時も一時間くらいウロウロしたものだ。
そんな時ふと眼についた
「ロウソクの科学」ファラデー 
は本当に面白かった。 子ども向けで判り易く好運だったな。

雑誌「こどもの科学」と「ファーブル昆虫記」は父がい1册づつお土産に買ってきてくれたのが懐かしい。

家に本がイッパイ有ったから別に買って貰うことは少なかったが
「イヤリング」三笠書房のは完訳で分厚く大好きな本に。
何度読み返したことだろう。

サッペル「愛の一家」やエレナ・ポーターの「少女パレアナ」も家の文学全集になかったので買って貰った。

「キュリー夫人伝」は女学校一年生の夏休みの課題図書の中にあって買ってもらったのだが夢中になって讀んで憧れた。

振り返ってみると本好きだった両親、特に父のお陰だったなとつくづく感謝する。 

何だか話が逸れてしまったが、読書傾向が変わってきたのは精神的に余裕がなくなってるのだとしたら淋しくもある。

今日は添付絵をチョコッと描くつもりがモチーフを欲張り過ぎてしまった。 
栗のイガのように見えるのはモミジバフウの実です。
ま これもいい経験です。