重陽の節句2014/09/09

重陽の節句に
今日9月9日は「重陽の節句」。
それで思い出して掛け軸を掛け替えた。
明日はお客様が見えるから夏から秋に模様替えする。

「菅公拝御衣之図」
有名な物語が描かれている。
義母が結婚する時に実家から持って来たものだそうだから百年は経ってるかも。

それから念のためネットで調べたら
「前年の9月9日の重陽の節句の翌日、当時宮中では重陽後朝の宴が催された時に御衣を拝受したことを流刑の地で思い出してる」
場面だった。

一日早かったけれど堪忍してもらおう。
   去年の今夜 清涼に待す
   秋思の詩編 独り断腸
   恩賜の御衣 今此に在り
   捧持して毎日 余香を拝す
戦前には意味もよく判らずに親しんだ漢詩で懐かしい。

お昼前に隣街まで出掛けたら、久し振りのブルーの秋空が広がっていて嬉しくなる。
サングラスのレンズを明るい色に変えてもらったのが出来上がってそのまま掛けてアチコチを歩きまっわったが快適だった。

用事済まして帰宅したら家人が訪ねて来てくれて話が弾む。
彼女が毎日忙しいのはよく判っているから本当に嬉しかった。

あっという間に日が暮れる。

コメント

_ さわ ― 2014/09/10 11:30

美海さんこんにちは

重陽の節句については聞いたことはあるのですが
意味が分からなかったのでネットで調べてみました
菅公拝御衣之図の掛け軸は100年も経っているのですね
すごい貴重な掛け軸ですね
この図についてネットで検索したら美海さんのこのブログが
出ていました
美海さんのブログを拝見していて私の知らないことを
書いていてくださってとても勉強になります

_ 柳澤待子 ― 2014/09/10 17:11

お元気で何よりです。
母と同じ位なので、いつも拝見してました。母は1人で子供3人を育て上げ、弱音は一言も聞いた事が有りませんでした。その母が急に認知症になり、ある程度は覚悟してましたが、今は戸惑いと哀しみで一杯です。愚痴です、すみません。
どうぞ、何時までもお元気で頑張って下さい。

_ やよい ― 2014/09/10 17:29

素敵な掛け軸ですね。
百年経ってるって、保存も上手にされて、由緒あるものは、大事に受け継がれて、素晴らしい事だと思います。

流刑の地で詠まれた漢詩、切ないです。

私の実家では、母が、「栗節句だから」と必ず栗ご飯を炊いてくれてました。  私もそうして来たので、我が家の子供たちは、「重陽の節句」イコール「栗節句」でした。花より食い気?!

季節に応じて、掛け軸を掛けかえ、床の間の置物も替える、そうした「しつらえ」の作法も、今では少なくなりましたね。

良い秋の日を、お過ごしください。

_ キタアカリ ― 2014/09/10 18:07

「重陽の節句」はお花を習っている知人から教えてもらいました。

風流な習慣ですね。

絵のことはよく分かりませんが、掛け軸の色が何ともいえなく

美しいです。

_ 美海 ― 2014/09/10 19:14

さわさんこんにちは
重陽の節句って他のお節句に比べると親しみ薄いですよね。
100年経ってるか確証はないのですげ兎も角古そうです。
義母にちゃんと聞いておけば良かったと後悔してます。
でも何だか好きな絵です。

_ 美海 ― 2014/09/10 19:24

柳澤待子さん
有り難うございます!
お母さま 哀しいですね。
私の近しい尊敬していた方が90歳過ぎて認知症になりましたがそれまではとても聡明な方でした。
でも、ご本人は悩まれてなかったのが救いでした。
この歳になれば何時なっても仕方無いなって気持ちです。回りは大変でしょうが・・(ーー;

_ 美海 ― 2014/09/10 19:43

やよいさん
今よく見たら明治巳年と書かれてるから100年は経ってるみたい。責任感じちゃいます。
でも有名な絵描きさんじゃないようです。

「栗節句」 いいですね!
ながいこと食してないなぁ

マンションには和室は有っても床の間は無いので壁に掛けてます。

_ 美海 ― 2014/09/10 19:48

キタアカリ さん
年を経た絵って古びた味が出るものですね。
でも 脆くなってるからヒヤヒヤしながら拡げます
(^^;

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