母の事を思う2014/07/02

思わず見蕩れた
「重いのを買って帰られるの大変でしょう」と優しいお心遣いの西瓜を頂いてホロットした。
今年初めての西瓜の赤を見ると夏の喜びが込み上げる。

友人に電話して、西瓜を持ってお茶しに押しかけたらベランダのピンクがかった白い花が眼に飛び込む。 満開だ。
嬉しくて写真を撮りまくった。
名前は彼女も知らないと云う。
すぐに萎れてしまうのだそうで本当にラッキーだった。

お家でゆっくりお話しさせてもらうのは久し振りで、甘い西瓜と彼女のお手製のゼリーを頂きながら楽しい時間だった。
人との繋がりの有り難さが年齢と共に深く心に沁みる。

今日は母を思い出す日。彼女の誕生日だった。
57歳で亡くなった母に何も恩返し出来なかった悔いがず〜っと残っている。
子どもの頃から一歩距離を置いた感じの母子だったけれど、結婚してから、たまにハンカチにイニシャルを刺繍したり、ちょっとしたスーツ地を誕生祝いに送っただけでとても喜んでくれた。

私が、もう少し成熟するまで生きていてくれたら、もっと母を理解し、娘らしい事も出来だのにと後悔する事ばかりだ。

いまは高齢化社会の親の介護が真剣な問題になっているのだが。