「桜ほうさら」を讀む2013/09/20

落日の輝き
久しぶりに時代小説を読んだ。
「桜ほうさら」宮部みゆき PHP研究所 2013.3.11発行
図書館からメール貰って一昨日の食事会の帰りに借りて来た。

例によって申し込んだのを忘れていた。
厚さ4センチほどのどしっと重い本にちょっと腰が引ける。
夕食後に讀み始めたが矢鱈と出てくる藩のお歴々の名前と続柄を頭に入れるのが大変だ。
途中で絡み合った市井の人びとも・・。
やっと見えて来たら関係無さそうな挿話が入る。
それでも面白く讀ませてくれるのが宮部みゆきだ。

昨日は年に一度のシルバーパス交付の指定日で友人と二人で街に出てお昼の軽食を一緒しながら小一時間お喋りの楽しい時間を過ごした。
少し奥まった場所の柔らかいクッションの椅子でくつろいだがサンドイッチはちょっと癖があった。
次回は場所と中味とどちらを選ぶか考えどころだ。

夜は見たいTVも無く「桜ほうさら」の続きを読む。
面白くなって気が付いたら12時近くだ。。

今朝は気になって最後の50ページほどを読了した。
横道に逸れたと思っていた部分が総て繋がった。
冷徹の奥の一片の優しさに救われる。
やっぱり讀ませるなあ。
ちょっとマンガチックな挿絵が不思議とマッチしていてほのぼのした余韻が残った。

表紙に「予約者多数」の赤いシールが有ってあるから後で返却に行こう。

添付写真は本文に関係ないが夕陽に輝く街並が美しかったので。