敬老の日を前に2013/09/15

秋の庭
凄い雨の中を朝市に野菜を買いに行く。
屋根の有る駐車場で開かれていたが客も品数も少ない。
天候の影響だろうか。
それでも幾品か求めて帰ろうとしたらマンションの友人に会ってお喋りしているとまた、久しぶりの友人の姿が。
嬉しくてロビーのソファに座り込んで話が弾んだ。

私よりお若いが大雑把に括れば同世代、話が通ずるから気楽に本音でお喋りが楽しめる。
秋めいて独り閉じ篭っていると鬱になり勝ちだ。
若い時だって孤独感も鬱も感傷も経験したが歳取ってみて本質的な違いを感じる。
経験しなければ判らないことだ。

友人も沁みじみ言ってたけれど
「友人との他愛無いお喋りが一番効くのよ。 元気が出るのよ」
同感だ。

気が付いたら一時間近くお喋りしていた。
明後日のシニアの仲良し会の例会でまたお喋りしようねと名残惜しく別れる。

帰宅早々に家人から電話で、
「日曜日なのに見えないし電話にもでないので心配してました」
「うん 久しぶりの友達と会えてお喋りが弾んでいたのよ。
 今から行くね」
現役の世代の休日は貴重な日なのに気遣いが嬉しかった。

今日と明日は高齢化社会のこと、86歳になった自分を見つめ、在り方を考える日だと私は思っている。

一週間振りに訪ねた庭に紫式部の紫の実と名前を聞いたのに忘れた白い花が雨上がりにしっとりと美しかった。