銀杏の落ち葉を見て2010/12/03

銀杏並木の黄色
道いっぱいに広がった真っ黄色の銀杏の落ち葉を見ていると、何故か小学校の頃を思い出す。

銀杏の葉を使った図工の宿題を子供部屋の窓際の勉強机の上で作っていた光景が他人事のように目に浮かぶ。
スカートを広げたような形を生かしたくて画用紙に散らして糊で貼付けた。 
クレヨンで描き加えたが何かもの足りなくて もう1枚作った。

小学生の頃の私は図工は苦手の部類だったな。
絵の先生は独立系の油絵が専門で小学校の表玄関を入ったとこの吹き抜けに大きな風景画が掛かっていた。
小学生には怖い感じの先生で滅多に褒められたことがなかった。
クレパスで玩具の機関車を写生した時に胴腹に白いハイライトを強く入れたら
「ああ 少し解ってきたようだね」
と通りすがりに言われて凄く嬉しくて未だに覚えているくらいだ。

姉は絵が得意だったから、銀杏のコラージュ?を2枚見せて
「どっちが いい?」
姉の意見を聞くなんてホント珍しいことだったが、姉は無造作に
「こっち」
納得がいかなくて手を加えてもう1度聞くと
「うん それならあっち」
私が好きな方が解ったのだろう。
銀杏の黄色い葉っぱをみるとあの時のことが思い出されるのだ。
じゃれあうような姉妹じゃなかったけれど、私は姉は特別の存在と思っていたし、50歳過ぎた頃からは本当に仲良く何でも話し合う仲になった。

テレビで温かい思い遣りに満ちた家族愛を見ていると
「うちは 随分違ってたな」
でも それで淋しいと思ったことはない。
父親が学校参観に来るなんてこともなかったのは時代の違いだろう。
心の奥での思いは信じていたが、総てに目が行き届いたら息詰る様な気がするのではと思うのは私が冷たいのかな。

銀杏の落ち葉から 大昔のことを思い出した。