淋しい日には2010/10/17

葉鶏頭(ハゲイトウ)
どんより薄曇りの日曜日、うすら淋しいのは秋だから?
お昼寝して頭スッキリさせようと丁度予定の1時間寝たところで電話が掛かってきた。
友人の懐かしい声が飛び込んできて眠気は吹っ飛んだ。
20年来のネット友達、遠くて会う事は滅多に無いから元気そうなお声が嬉しい。
「今日は ちょっとウツなのよ」
いやあ お互い様だ。 そういう日なのだろう。
「90歳越すと全然違うわよ。 80歳代は意欲があったけど今楽しい事なくてね」
聡明で前向きの彼女にしてそうなのかなあ。

ネットで知り合った時は既に立派なホームに入って、コーラスのサークル作ったりして楽しそうだった。 パソコンで編曲したり。
2〜3年前にちょっとした手術してから、職員の眼の届く個室にかわって、私も1度遊びに行った。
緑の多い明るい建物で職員の方達の優しい笑顔が印象的だった。

「最近 テレビのドラマが面白くなくて、ニュースぐらいしか見ないのよ」
「今ほんとテレビ面白くない。来週から相棒始まるわよ」
お互い刑事物が好きなのだ。
でも以前ほどドラマや小説に夢中になれないのは歳のせいかなとも思う。
彼女も政治の方に関心が有るという。

いろんなお喋りしたなかで、話し相手がいないのが淋しいという意味の事を一言洩らした。
うん 判る。 贅沢な悩みだって彼女も言うのだが幸せ気分なんて些細なとこに有るのだ。
私はまだ自由に外出できるから、電車の中やバス停や医院の待合室で話したり、マンションに親しい友達もいてお喋りしている。
絵の友達もいる。
家族とはまた違った淡いお付き合いに精神的に支えられていることを改めて感謝した。

「何時でも 電話頂戴ね。 私も掛けさせて貰うから。
 元気貰ってありがとう」
と言って電話を切った。
 ブログに書いちゃってごめん。読んで怒らないでね。