幸せに形はない2010/02/18

冬の銀杏並木

昨日、一枚の個展招待状が届いた。
3枚の絵が印刷されていて、それが 優しく じーんと心に沁みて広がるような絵なのだ。
黒地に浮かび上がる三毛猫、ガラス瓶に挿されたピンクの花、真ん中に大きくお皿に載せられた三角の西瓜三切れ、テーブル掛けの更紗模様の曲線が美しい。

描かれた方は画家の奥様だ。 知り合って20年近くになる。 若くして結婚されてご主人が無名だった頃からず~っと苦楽を共にし陰で支えてこられたのだと思う。 とっても仲のよいご夫婦だ。
何時頃から絵筆を持たれるようになられたのだろう。
奥様独自の優しい淡い色調の中に凛とした強さと知性を感じるのはご本人を知っている先入観だけではないと思う。
子どもさんはいらっしゃらない。 その分余計二人の結びつきは強いのかも。

なんて勝手な思い入れを語ったのは先日来「無縁死」「親しい人との別れ」などを書いて、家族のいる幸せをあれこれ語ったから。

今思うのは、幸せって家族とか、子どもとか孫とか曾孫とかだけに依存するもんじゃない、いろんな形のなかで幸せになれる。
どんな人生だってプラス面とマイナス面は抱き合わせだ。

来月早々には独身を謳歌している人と、夫婦二人を楽しんできた人と、そして私の3人のクラスメートで遊ぶ計画をしている。
一番意気地がないのが私だから考えてしまう。

 (彼女の素敵な絵を添付したいとこだけど、私の拙い絵で我慢してください)