時の流れ2010/02/17

八ヶ岳

昨晩、小雪のちらつくなか 彼女のお通夜に参列した。
明るいセレモニーホールに色とりどりの花に囲まれた彼女の笑顔があった。 同年輩の方々が多く来られ、5人のまだ何が起こったのか解らなくて愚図るお孫さん達の無邪気な姿に、早すぎた死がひしひしと胸に迫る。
私の歳まで20年有るのに。
20年経ったら、今を覚えてるかどうか判らないおマゴちゃんたちが成人して社会人になってるのよ。 その間のマゴの成長を見る楽しさ! ご主人が定年になって二人で自由に旅行したりできる素敵な時間が待ってたのに!
そういうことを楽しめる家庭を作って来た彼女をずっと見て来た。

飾らない温かい笑顔の写真と安らかな美しい寝顔に、お若い時のいつも前向きにみんなを陰で支えて強かった姿を重ね合わせた。

この歳になると不思議にもう涙はでない。 ただ悔しかった。
時の流れをしみじみと感じるばかり。

終わってからの会食で彼女のお母様とお話しした。90歳を超えられ10年前にご主人を見送りお一人暮らしだそうで同世代の親しみが通ったが、娘さんに先立たれた想いにはお互い触れることは出来ない。

何時の時代も同じ。 時の流れには逆らえない。